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ゆめ。

八月最後の日曜日、真夏の東京です。

朝起きると、身体が凝っている。夢の中でお芝居を作っている夢を毎日のように見ているらしい。

起きると内容は、忘れてしまっている。
けれど、
なんだか一生懸命稽古している。
何ができるのか分からずにやっている。

アリンコが巣穴を掘るためにただひたすらに土を運んでいるように。
失敗とか
成功とか、
関係なくただ何日も夢の中で稽古している。

たまには、舞台でもやっている。
でも、本当にほとんど覚えていない。

たまに、台本にないようなことを喋っている場面もある。そいういうとこだけ、かすかに記憶に残っている。

夢は、
現実でやれなかったことを補完するという。僕は、お芝居がやりたいのだろうか。それとも、じきに始まる稽古への緊張なのだろうか。実際に稽古が始まってしまえば、
もう見ない気がする。

やっぱり、気だけが先走っているのか。

何かを作りたい。
生み出したい。
という欲はあるのだろう。

他の人の作品を見るたびに、
その過程をそうぞして、
達成感や充実感を羨ましく思う。
自分にもできるかもしれないと、
願望する。妄想する。

そして同時に、
もう決して作れないような気もしてくる。

やはり焦りだろうか。
じれているのだろうか。

コツコツと石を積み上げるような
ことをしたいのかもしれない。
少しずつ積み重なっている様を見たいだけなのかもしれない。

そうして、安心したいだけかも。
少しだけ満足に浸りたいのかもしれない。

ちっちゃい自分と、
でっかくなりたい自分で、
行ったり来たりしている。

花が咲いたり、
雲が流れたり、
風が吹いたり、
星が瞬いたりしているのを、
見ていると気が休まるのは、
自分のことを忘れられるからかもしれない。



今日も、どうぞお元気で。


今日も、ありがとう。

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