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夏休みの終わりに。

日が沈んでしばらく経つと、あれ?涼しいね、と思う東京です。

ニュースで小学校の始業式の風景を流していた。
子供達たちが、みんなみんな真っ黒に日焼けしていた。
画面で見る限り、白いなぁと思う子はいなかった。
この夏、彼らは、どんな思い出を作ったのだろう。

小学生だった夏休み。
記憶に残っている風景。

遊びに行きたいけれど、宿題は涼しいうちにという学校の教えを守っているのか、誰も外に出ていない午前中。

やってた遊びに飽きるごとに「ヒマだ、ヒマだ」とグダグダしてた昼間。

夕方、野球やフットベースが佳境な頃に「ご飯だよ」と父が迎えに来て、みんなの中で必ず一番最初に帰っていたこと。そのくせ、恥ずかしかったのか、父と一緒に帰ったことはなかったこと。

工作の宿題を、どうにも自分で考えることができずに、母が怒りながらも作ってくれたこと。休み明けに展示されたものを見たら、どっから見ても大人がこしらえたように見えて、いたたまれなかったこと。

縁側の縁台、風鈴の音色、おいしかったスイカ、麦茶に砂糖を入れて飲んだこと。

今は、どれもしていない。

この夏のことを、僕はいつまで覚えていられるだろうか。




今日も、どうぞお元気で。


今日も、ありがとう。

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