その温かさ。

風に落葉が舞っている青空の東京です。


お昼の回が終わって、スタッフさんのお子さんが、初めてお芝居を観ていたらしく「西川さんに会いたい」とやってきてくれた。で「おもしろかったです」と言ってくれた。うれしかったな。またがんばろうと思った。

何度も何度もつまずいて、何度も何度も励まされ、そうやって生きてきた。


拾う神は、本当にいるもんだ。いや、拾われたから、拾ってもらったから、かろうじて生きているのかもしれない。


霧の中の一本道は、霧が晴れたならば、もしかすると崖っぷちだったのかもしれない。落ちそうになる度に、誰かが手をさしのべてくれたのだ。


握った手の、思いがけない温かさに、新たな命をいただいたのだ。これは、自分だけの命ではないのだ。



今日も、ありがとう。



今日を、ありがとう。