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AUN J.

 小雨が降っている東京です。


 AUN J クラシック・オーケストラ。三味線、尺八、琴、太鼓、篠笛、鳴り物などの和楽器を奏でる八人のオーケストラだ。彼らが世界遺産のモンサンミッシェルで演奏会を行う番組を観た。和楽器の音を聴くと、やっぱり自分には日本人の血が流れているんだなぁと思う。和の心っていうのかなぁ。侘び寂びっていう感じが、理屈じゃなく自分に流れているのが分かる。もしかしたら、それは日本の景色や風景と結びついているのかもしれない。民族楽器は、どこの土地にも存在して、そのどれもが特有の音色を持っている。沖縄には、やっぱり三線の音が合うし。アフリカの太鼓もまた、日本のそれとは全然違った。

 お喋りが苦手でも、楽器ができれば、一緒に楽しめる。音を介して通じ合う。波動を一緒に楽しめる。

 太鼓の稽古場で、大音量の中小さい子供がスヤスヤ眠っていた、なんて話を聞いた。それは、お母さんの鼓動の記憶だ。やかましい音じゃなく、心地良い音なのだ。  
 
 たぶん、地元にお祭りがある場所では、その時に鳴らす楽器があるはずだし、よく弾かれているのだろう。楽器との出会いも、縁だ。

 どこかに、まだ出会っていない僕の楽器があるのだろうか。


 今日も、お元気ですか?



 今日も、ありがとう。
 


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