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tomorrow。  

雲ったり雨が降ったりの東京です。


春が来たんだな。

テレビでミュージカル『アニー』の番組を観ると、そう思うようになった。

新しいキャストを選ぶオーディション。10歳の子が、五度目のオーディションがなんて知ってしまうと、時の流れは、誰にも平等かもしれないけど、時の流れの密度は、それぞれが選ぶものだと、改めて感じる。

人は自分の人生を生きるしかない。その人生の舞台では、たとえどんな役であろうとも、やはり自分が主人公だ。

傷ついても、

苦しんでも、

負けそうになったり、

くじけそうになったり、

死にたくなったり、


もういやだ


もうだめだ


もうむりだ


もう 


もう


でも


でも、そこから這い上がってくるのが、主人公なんだ。


主役は、その場所に戻ってくるんだ。


仮面ライダーだって、

ウルトラマンだって、

毎週毎週、どんな危機も乗り越えたじゃないか。


でも、


怪人だって、怪獣だって


やっぱり毎週帰ってきた。

負けても負けても、やられてもやられても。


ライダーだって怪獣だって、どっちも大変で、どっちも必死なんだ。


そして、お互いがいて、お互いが輝く。


主人公だけの、人生の舞台は、ない。


同じ時代の物語を生きる登場人物たちだ。


たったひとつの物語だ。


『アニー』の少女たちの、けなげさに、強く胸を打たれた。


10歳の命に。



今日も、お元気で。



今日も、ありがとう。

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