SSブログ

盛岡。

雪の盛岡です。

昨日は、飛行機が飛ぶかどうか分からない状況の中、バスで新千歳空港まで行ったのですが、無事に予定通り盛岡に着きました。

湿気の違いなのか、北海道よりも気温の高い盛岡の方が空気が冷たく感じました。

北海道公演は、北海道演劇財団さん、各地の文化事業協会さん、教育委員会さん、ホールさんの主催でした。帯広空港に着いた時からずっと一緒についてくださった財団の横尾さんには、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

札幌以外で冬の北海道に来るのが初めてで戦々恐々としていました。幸いなことに、各地で温かい拍手を頂き、たくさんの方々の支援で寒い思いをすることもなく、一週間で三つの場所で公演することができたのは、大変貴重な経験でした。

明日、ちょっとだけ東京に戻り、明後日は岸和田公演です。


今日も、どうぞお元気で。

今日も、ありがとう。







旭川。

やや曇っている旭川です。

旭川は想像していたよりも都会の雰囲気ですが、帯広、紋別よりも雪がたくさん積もっています。信号の横に背の高さくらいの小山ができています。

今夜は士別市朝日町あさひサンライズホールでの公演。旭川からはバスで80分です。

昨日の途中まで書いた日記。
12月16日
雪が降っている紋別から旭川へ移動します。今日は、日曜日。今日は、投票日。

昨日の公演は、湧別町文化センターさざ波。紋別からはバスで30分。帰り道は、道路の標識以外ほとんど灯りが見えない中を進んで行きました。

街灯もありません。信号もありません。そういえば、ホテルにレンタサイクルがありましたが冬季は貸出をしていませんでした。きっと危ないからでしょう。

今、バスは雪の降っている中を走っています。窓から見えるのは、樹木や建物の壁面など以外は、写真には何も写らないくらい本当に真っ白です。
________________
雪のことばかり書いている。しかも、バスや部屋から眺めている間接的な雪だ。こんなに雪の多い土地にやって来ても、本当に実感することがないのは何からか逃げているってことなのだろうか。

下校中の小学生は、手袋をしていない女の子もいた。雪道を走っている男の子もいた。消防の方々が手にスコップを持って歩いていた。雪は、逃げも隠れもできない現実のものだ。その景色を見ながら、実体のないお芝居をするためにバスに揺られている。そうして40年あまりを生きてきた人たちと一緒に。

東京に帰ったら、これすら忘れてしまうのだろうか。


今日も、どうぞお元気で。

今日も、ありがとう。



紋別にて。

晴れている紋別です。

今夜の公演は、湧別町文化センターさざ波。

昨日のバス移動は約五時間。途中、留辺蘂(るべしべ)の道の駅で一時間の休憩をとった。道の駅では、甘いものが欲しくなりソフトクリームを食べた。案の定、身体がひえひえになった。寒暖計は約0度。北へ行くほど寒いってわけではないのだ。お天気予報でも、今日の気温は、やはり帯広辺りが道内で一番寒い。

移動の間、大きな道路を外れると、景色はほぼ雪原。真っ白な誰も踏み入れていない雪に、ところどころ遠くまで足跡が残っている。その大きさの違いから、生き物のサイズがうかがえる。たくさんのキツネや鹿などが歩いているのだろう。バスからもこちらを向いている鹿が何匹も見えた。

紋別に着いた頃には、午後四時過ぎだというのに辺りはすっかり暗くなり、外へ出掛ける気がなくなってしまった。久し振りにのんびりテレビを観ていた。すると、春の高校野球21世紀枠の候補に、バスで途中通った遠軽高校が選ばれていたり、ぴったんこカンカンに大泉洋くんが出ていたり、なぜか北海道に縁のあるものが目に飛び込んでくる。

ホテルからはオホーツク海が見える。早起きすれば、屋上階からオホーツク海を昇ってくる朝日を拝むことができるらしい。ちなみに明日の日の出は午前6時56分。今朝は午前6時55分だった。

夕方の劇場入りまで時間があるが、ちょっと近所を出歩いてみようという気にあまりならない。カフェなぞなさそうだし、なにより凍結している道を転ばずに進めるとは思えないのだ。幸い、ホテルのロビーに広いワークスペースがあったので、部屋のお掃除をしている間に過ごすことができた。

ロビーから見える外の景色は、まさに倉本聰さんのドラマに映っているそれだ。いまにも雪靴をはいた登場人物たちがやってきそうに思える。たとえお天気が良くても、外からやってくるってことが、何気ないことにはまったく思えない。雪が降っていたり、吹雪いていたらば、なおさらだ。人間がとても弱い存在に思えてくる。北海道の部屋の中がとてもあったかいのは、そこがやっと人が生きてゆける、人心地のつく場所だからだ。外気に晒されるということは、寒い寒くないではなく、生命の維持に関わる問題なのだ。まさに自然がすぐそこにある。

なんか、やたら大げさになってしまった。こちらにやって来て、寒さに慣れるどころか、より怖ろしさが増してきてしまった。


今日も、どうぞお元気で。

今日も、ありがとう。

紋別へ。

帯広から紋別へ移動の金曜日です。

夕べは、音更町文化センター(おとふけ)での公演。お芝居が終わって、スタッフさんたちが舞台の片付けしている最中、僕らは一足お先に退出の時間になった。すると劇場の方が「今、マイナス17度です」外の空気は、もはや痛いくらいだった。新月の夜だったので、乙女座流星群もよく見えるだろうなんて思っていたが、本当に凍えるほどで、夜空を眺めるのは諦めた。でも、タクシーの中からでも星がくっきり輝いているが分かった。きれいな空だった。

昼間は、帯広駅近くにある六花亭本店へ行った。レーズンバターサンドで有名なお菓子のお店だ。ここにはお土産物屋さんや通販では買えないものも売っていると聞いていたので、ちょっと楽しみにしていた。二階には喫茶室もある。

一階のショップに着くと、今回の共演者の清水さんがお土産を選んでいるところだった。ここのお菓子は、一個から買えるし、一個から送ることもできる。だから、自分オリジナルのお土産セットを作れるってわけだ。とにかく種類が多いので、そしてどれも賞味期限があまり長くないので、郵送のお土産を選ぶのは大変だ。ひとまず、
喫茶室でケーキを食べることに。

シンプルで明るい喫茶室は、大きな窓あって陽光がいっぱい入ってくる。
お昼時だったので、ピザを食べている人がたくさんいた。松重さんの声で「ほう、ピザも美味しいのか」と聴こえてきそうだ。ケーキは、どれも180円〜200円くらい。下で売っていたシュークリームは70円、ロールケーキは150円だった。二個食べられるお腹なったので、迷って選んだのは、レアチーズケーキ。そしてオススメだというイチゴジュース。お味は文句なし。濃厚なクリームと自然なフルーツの甘みで幸せな気分になった。

ここで働いている人たちは、みんな笑顔がすばらしい。レジの壁には、そんな従業員さんのスマイルな写真が名前付きでおしゃれなインテリ風に貼ってある。そこかしこに愛を感じる場所なのだ。

窓際の席に座ろうとしたおばさま二人組が日が眩しいと言えば、同じ窓際の人にさりげなく断りつつブラインドカーテンを閉めるし、おばさまが去るとまた自然にブラインドを開けていた。杓子定規に接客していないのが、よく伝わってくる。

居心地が良くて長居したのだが、必要のない時は放っておいてくれる。コーヒーはお代わりができるのだが、そのお伺いを訊くのも至極柔らかなのだ。

一階の一角には、スタンディングのイートインのコーナーがあってその場で作りたてのアイスのお菓子やパイなども食べられる。しかもコーヒーはサービスだ。

イトイさんとの対談の記事で、六花亭の社長さんが言っていた言葉で印象的だったのは、「お菓子は毎日買いにこられる値段でないといけない」それを読んで、一度お店を訪れてみたいと思っていたのだ。まずは地元のためのお菓子屋さんであることを第一に考えている六花亭に。

夜、劇場に行くと主催の方から差し入れがあった。六花亭のクリームパイだった。

帯広で。

快晴の帯広です。

外へ出ると、かつて経験したことのない空気の冷たさ。最高気温がマイナス4度というから、今はマイナス7、8度だろうか。顔が痛いほどだ。でも、澄んでいる。キリッとした寒さというのを初めて感じた。

昨日は、新潟から飛行機で千歳へ飛んだ。眼下に見えるのは、雲以外ほとんど雪だった。雪の土地から雪の土地へ。空港からのバスで、でっかく雄大な景色の中を進んで行くと、16時には暗くなり始め、30分ほどで真っ暗になった。

途中に寄った道の駅に本日の最低気温マイナス19度と書いてあり、そんな場所に、なんも苦労もなく自分が立っていることが不思議で仕方がなかった。遠い遠いところのはずなのに。

窓から見える普段決して拝めない風景は、いつまで見ていても飽きることがなかったが、イヤホンで音楽を聴いていたら、知らぬ間に居眠りをしていた。子守唄は、大人になっても眠りを誘ってくれるものなんだ。

北で生まれた人たちが、東京の冬なぞ全然寒くないと言っていたのが、よく分かってきた。寒さの質がまったく違うのだ。

早めにやってきた寒波だが、今週末は、寒さがやや和らぐらしい。


今日も、どうぞお元気で。

今日も、ありがとう。

帯広へ。

新潟から千歳へ移動です。

新潟県民会館大ホールは、1700人のでっかい劇場でした。二階席にはカーテンがかけられていましたが、一階席はほぼ満席。今までと音の響きが全然違うので、声の出し方を変えて、エネルギーもアップして対応しました。大勢のお客さんからのエネルギーに負けてしまわぬよう。

長岡と新潟では、地元の日本酒を飲みました。地元のものは、その土地で頂くほうが美味しく感じるのは、一緒に吸い込んでいる空気も関係があるのでしょうね。

さて、北海道へ。
まずは、帯広です。寒いのかな?寒いんだろうなぁ。

今日も、どうぞお元気で。

今日も、ありがとう。

新潟へ。

真っ白な長岡から新潟へ移動です。

たった一日で別の世界に来たようだ。
どんどん降ってくる雪、ぐんぐん積もる雪。カーテンを開けていると、部屋が急に冷えてくる。そういえば、
夢の中でも寒い寒いと言っていた気がする。

長岡公演は、長岡市民劇場さんの主催でしたが、今回の公演が最後なのでした。53年間続いていた歴史に幕を閉じました。これからは、新しい団体での活動を始められるそうです。長岡の演劇を愛する心を支え続けて頂きたいと願うばかりです。

雪に慣れていない埼玉生まれの人間は、こんなに雪がいっぱい降っていると、お家にこもってぬくぬくしていたくなります。でも、これが当たり前の現実な方々もたくさんいるわけで、自宅の車を出すのに一時間かかったと笑って仰っていた市民劇場の方が、とても輝いて見えたのでした。大変さは人を強くしてくれる。人は強くなれるのだと。

新潟駅に着くと、青空も見えました。街の中は、雪もあまりありません。同じ県でも全然違うのだと知りました。今夜公演を行う新潟県民会館は、信濃川沿いにあって、街からお散歩がてら出掛けるのに気持ちの良い場所なのですが、さすがにこの季節は凍えるだろうと予想していたのですが、このお天気なら歩いて行っても平気かもしれません。


今日も、どうぞお元気で。

今日も、ありがとう。

長岡へ

寒い朝の東京から、吹雪の長岡へ向かいます。です。

そうか、今日は月曜日なのですね。
昨日のユニクロが混雑していたのは、日曜日だったからなんだ。

旅前日の昨日は、整体に行って、荷物を作って送って、スノーブーツと手袋を買って、期日前投票して、携帯サイトの録音をして、ちょっと飲んで、寝ました。

期日前投票。初めてやりました。
緊張して、家内に届いた投票用紙に自分の名前なんかを書いちゃって(期日前投票の人は書くのです)、あの投票用紙は大丈夫なんだろうか?

今回の選挙、東京は知事選もあるので四種類の投票用紙があります。ちっちゃいクリアファイルに用紙を入れてくれます。その説明もしてくれるので、16日は混雑しそうな予感。

投票日が旅の最中なので、もろもろの用事との兼ね合わせで行けないこともあるかと思っていましたが、整体の先生に「一票がもったいない」と言われて行くことにしました。うん、権利を使わないのは確かにもったいない。

そして、雪の多い土地に行くのでスノーブーツを買いました。足下が寒いのは耐えられないですもんね。で、今度は帽子や手袋が心配になり、たまたま駅にあったユニクロで購入。もっといいのにすれば良かったかと、いつまでも悩んでいました。

今朝のお天気予報では、今日の長岡は吹雪。明日行く新潟は、明日が吹雪。吹雪の日に劇場へ来て頂くなんて、大変恐縮です。せめて元気でいなければ。

今日も、どうぞお元気で。

今日も、ありがとう。

宇都宮から。

快晴の宇都宮です。日差しが暖かい。

昨日の地震は、かなり広い範囲で揺れたようですね。こわい思いをされた方も多かったかもしれません。大丈夫でしょうか?

僕は、宇都宮のホテルにいました。しかもトイレに。大きな揺れだったので、立ち上がらない方がいいだろうと思い、しばらくジッとしてました。仕込み中のスタッフさんたちのことを考えていました。そして今日、何事もなく無事に栃木県総合文化センター サブホールにて15時開演。満席。幸せなことです。

劇場入り前に大いちょうを見学。第二次大戦の空襲で黒焦げになったが見事復活した樹齢400年の大木。葉は、ほとんど落ちていたが、その勇姿は観ることができた。まさに圧巻。

その足で餃子屋さん「香蘭」へ。焼き餃子とご飯を注文。偶然、昨日も来たというスタッフさんと一緒になる。お味は抜群。軽く二人前はいけたが、本番前なので一人前で終わりにする。これは、ご飯でもビールでもいける美味しさなり。

終演後は、慌ただしく新幹線へ。なんと、風間さんはこのまま広島へ。明日は落語の会だそう。凄すぎる。どうぞお気をつけて。

明後日から新潟、北海道、盛岡へ。
寒いんだろうなぁ。

大雪。

昨日よりも最高気温がマイナス6度だと知って、昨日の暖かさを知った東京です。

足利は、着いた途端に強い風に吹かれました。さすが上州のからっ風。吹き飛ばされそうになりながら歩きました。公演後に強行軍で帰京したのですが、劇場を出る頃には冷たい風に変わっていました。

劇場は、本多劇場のほぼ倍のサイズだったのですが、たくさんのお客さまに来て頂いて、いっぱい笑ってくださいました。渡良瀬川は見られなかったけれど、ちょっとだけコムファーストとアピタに行きました(お弁当、おにぎりと靴下を購入)。そして、差し入れで味噌パンと古印最中を頂きました。

今日は、宇都宮に移動です。
宇都宮出身の男性から美味しい餃子屋さんを教えてもらいました。なんと劇場のすぐ近く。本番をやる前に食べるか、やってから食べるのか、迷うところです。

ちなみに、『バカのカベ』関西公演は、京都公演と兵庫公演が完売していています。お席がお取りできるのは、12月21日(金)18:30開演の岸和田市立浪切ホールだけとなっています。情報が遅くて申し訳ありません。


今日も、どうぞお元気で。

今日も、ありがとう。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。