かじかむ。

手がかじかむ東京です。


手袋だ。手袋が必要だ。二十四節季の大雪も過ぎたし、誰がなんと言おうと冬だ。

猛暑のことも、なんとなく忘れちゃったし、クリスマス公演も中間点だし、やっぱりキッパリ冬だ。


昨日のイベント『LOOKING BACK１』で、過去の映像を観ていたら、昔の自分が恥ずかしいほど下手っぴで、でも一年くらいで全然違っていて、人って、ある短い間にガラッと変化する瞬間があるんだなと、感慨深く感じたのです。

自分が嫌になるくらいに下手で、きっと一生上手になんかならないって、23、4の頃そう思っていた。毎回、これでやめようと思っていた。でも、終わってしまうと、またやりたくなった。

その頃、実に楽しくお芝居をする人に出会った。津田匠子さんだ。波動がドカンと伝わってきた。すると、いつの間にか楽しくなっていた。あの時がなければ、どうなっていたのだろう。続けていられただろうか。

小さくはない枝分かれのひとつだった気がする。


人は、毎日そんな瞬間に立ち会っているのかもしれない。


今日も、ありがとう。