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ステテコ。

雲っている終戦記念日の東京です。


しばらくの間、長ズボンをはいていない。ズボンをはかないで出掛けるわけにはいかないので、半ズボンをはいているってことだ。一昨年までの自分には考えられないことだ。

半ズボンで街に出たり、電車に乗るのは、恥ずかしいことだと思っていた。
ビーチならともかく、公然で、面前で、羞恥心もなく、そんなことはできないと思っていた。

でも、去年。去年の六月は暑かった。稽古に行くのにも暑かった。

で、一度半ズボンで出掛けたら、そりゃまぁ楽だった。暑さが半減したようだった。

で、新しく半ズボンを買った。はいた。出掛けた。出掛けた。出掛けた。

すると、ジーパンで出掛ける気がしなくなっていた。長ズボンをはくなんて、無理無理と思っていた。

慣れはおそろしい。

半ズボンなくせに、お腹には腹巻を巻いている。バカボンのパパだって、半ズボンははいてなかった気がする。

しかも、最近はちょっとおしゃれなステテコなんてものが売ってるから、家ではそれをはいていたりする。

ん?これでいいのか?バカボンのパパ?

楽な格好から楽じゃない格好に戻るのは、きついぞ。


67年前まで日本には戦争があった。人が人を公然と殺していた。もしかしたらどこかで出会い、友達になっていたかもしれない人を銃で撃ったりしていた。たった67年前まで。

僕は終戦から19年後に産まれた。東京オリンピックの年に産まれた子供だ。戦争を知らない子供だ。

教科書で知ってる1700年と1767年は、ほとんど同じ時代に思える。違いがわからない。1945年と2012年は、どうだろう。どちらもおんなじ67年。歴史上は、おんなじくくりかもしれない。

僕たちは、僕たちの歴史を生きている。僕たちの毎日が、僕たちの歴史だ。

あぁ、よかったとか。あぁ、笑ったとか。あぁ、そこにいるねとか。

そんな歴史は、残らないものだろうか。残せないものだろうか。


今日も、どうぞお元気で。


今日も、ありがとう。


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